2006年05月13日

中国のネット恋愛-その2

さて、前回のつづき。

両親の代にカナダに移住したエリックは、完璧な
中国語を話すが中国語の読み書きはできなかった。

アンは結婚する相手としては考え方や生活習慣が
同じ中国人が良いと考えているので、エリックが
中国語の読み書きができない点については多少
ひっかかっていた。

が、その次の週末も、その次もエリックはマメに
深センから車を運転してアンに会いにきた。
他に女がいるような様子はまったくなく、アンの
警戒心も緩みはじめ、中国語の読み書きができない
くらいは目をつぶるか、と思い始めた頃、事件は
起こった。


アンはイングリッシュネームを勤務している外資
系の会社だけで使っていた
(管理人は最初仕事の関係で
彼女と知り合ったので、彼女をアンと呼んでいる)

だが、彼女は個人的な友人や家族の間では中国語名で
呼ばれる方が好きで、3回目にエリックに会った時、
彼に自分のことを中国語名で呼んでくれ、と頼んだのだ。

ところがエリックの返事は

中国の名前で呼ぶなんてなんだか変な感じ。英語名
の方がかわいいと思うよ」

だったのだ。


アンはこれを聞いてカチンときてしまった。

「その時は自分だって中国人のくせに、ってすごく
腹が立った。だけど後で冷静に考えたら、な〜んだ、
彼はただの老外(ガイジン)だったんだ、見た目も
話す中国語もまるっきり中国人だからうっかり
勘違いしたけど、中身は全然違うんだって、
そう気がついたらなんかすーっと冷めちゃって。」


アンがエリックに転職して上海に行くことを告げると
「あ、そう」とそれっきり見事に連絡が途切れた
そうだ。


ネットで知り合うってなんだか虚しい、って思った。
だってこれが普通に知り合ったんだったら
引越ししても少なくとも友人としての関係は続く
でしょう? こんなに跡形もなく消えうせるなんて」


アンはGWを利用して上海に引越し、今は新しい会社に
勤務している。

「上海で知り合う人の方が自分に合っているみたい」、
だそうだ。


アンはもともと太っていなかったのですが、上海に
行く前にダイエットして2kg痩せ、気合を入れて
引越して行きました(笑)

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この記事へのコメント
偶然こちらのサイトに迷い込んで
今、過去の記事を一気に読ませて頂きました。
どの記事もとても面白かったですよ。

私も広州と広東人が大好きです。
特に上下九路の甘味処がお気に入りでした。
かなり前の話なので、街も変わったでしょうね。
これからも楽しみにしてます。
Posted by yip at 2006年05月14日 01:13
彼女は一つ間違いがあったと私は思います!皆の考え方すべて彼女と同じではない!とくに彼みたいな人、最初から彼がずっと外国で生活していたこと分かってたでしょう、だから彼にとって彼女上海に行く事はイコール一緒に居られないことかもしれない、もう会わない方がつらくないから連絡取らないだけかもしれません!
私は中国人で旦那は日本人、同じアジアだけど、やっば考え方違う・・・けっこう大変です。(私は日本名で呼ばれる方が好きw)
今広州にいるのでよかったらいつか遊びませんか^^
Posted by みあか at 2006年05月14日 13:27
育った環境の違いと、もともと同じ民族だという先入観のせめぎあいですね。それを乗り越えてもその人がいいなら一緒になったでしょうね。
Posted by worldwalker at 2006年05月15日 11:46
自分の中にある条件を譲らない姿勢は立派だと思いますが、例えば完全に理想的な人が現れたとして、そこから恋愛に発展するかどうかは分かりませんよねぇ。
私は、結婚って縁であり、勢いであると思っています。
Posted by ひろ@日本 at 2006年05月15日 16:31
>VIPさま

始めまして!お褒めの言葉ありがとうございます。
上下九路の甘味処とは通ですね。中国のデザートはどれも体に良さそうなのが良いですね。
またお待ちしております!

>みあかさま

私も実は同じことを考えました。つまりエリックはすごく真剣に相手を探していたのに、急にアンが上海に行くと言ったのでだまされたような気になった..という可能性は十分考えられますよね。みあかさまも国際結婚されてるわけで、日頃いろいろな”カルチャーショック”を経験されるのではないでしょうか
Posted by NINI at 2006年05月16日 19:45
>worldwalkerさま

アンの場合は会社で欧米人上司とコミュニケーション上でいろいろ苦労しているので、余計に私生活のパートナーには中国人でなければ、と思ったようです。これがたまたま気の合う欧米人上司であれば彼女の考えもまた違ったかもしれません。
そういう意味では私も周囲の人にとって”日本人代表”になってる可能性があるわけで、そう考えるとちょっと怖いです。

>ひろさま

久しぶりの日本はいかがですか?

アンはお姉さんが大恋愛の末に農村出身の男性と結婚、今ではダンナの一族全員を養う羽目になってすごく苦労しているのだそうです。なので余計に自分は理性的に相手を選ばねば、と思うそうです。結局縁と勢いと多少の理性が必要、ということでしょうか??
Posted by NINI at 2006年05月16日 19:57
イングリッシュネ−ムは元英国植民地だった香港の影響なのでしょうか?
Posted by とんじい at 2006年05月16日 22:33
初めまして。何時も楽しく拝見させていただいております。これからも記事のアップを楽しみにしております。
Posted by HOJO at 2006年05月17日 02:05
>とんじいさま

日本も昔、英語のミドルネームをつけるのがはやった時期があったようで、時々名刺の裏の英語面に
" TONY SUZUKI"(例)とか、英語名のあるおじさんに遭遇することがありますよね。

>HOJO

はじめまして!マレーシアにお住まいなのですね。
日本で働いていた頃、会社の後輩がマレーシア人だったことがあるので、なんとなく親しみがあります。
また遊びにきてください
Posted by NINI at 2006年05月19日 01:57
はじめまして。
とっても面白い記事ばかりで、楽しく読ませていただきました。
私の友人は、先日、ネットの出会い系で知り合ったドクターと国際結婚しましたよ。
80%遊ばれてると思ってたらしいのですが、
遠距離恋愛になったら、さびしかったのか、彼が本気になってくれたそうです。
男女の仲はほんとにわからん…。
Posted by bossa at 2006年06月27日 16:13