2006年06月03日
大草原の大きな家
広州は今不動産バブルの真っただ中にある。
過去たった半年の間に1平米あたりの平均価格が18%
も上昇。管理人が住む市中心地区では20%以上も
値上がりし、100平米の家の価格は今や平均80万元
(約1,200万円)
管理人が広州にやってきた3年前にはこの半分くらい
だったように思う。管理人が賃貸物件を探していると
オーナーがまだ20代半ばの普通の会社員だったりする
ことがままあった。ホワイトカラーとして安定した
収入があれば20代のうちに市内に無理なくマイホーム
を購入できたのだ。
が、この半年から1年で完全に様相が変わってしまった。
もし、今20代の若者が家を買おうとしたら郊外地区で
ないととても無理。(一般的中国人は狭い家に我慢
ならない。職場から遠くなっても家族3人で100平米
は欲しいところだ)
無理をして郊外にマイホームを買ったはいいが、
通勤は片道1時間以上、ローンの返済に追われて、
生活を切り詰める....といった日本の都市部の
ような状況が出現しつつある。
政府はいろいろな施策を打ち出しているがあまり
効き目はなく、「暴利を貪る不動産屋に対抗する
ため家を買うのをやめよう」と呼びかけるインタ
ーネットサイトが話題をよんだりしている。
管理人の周りでも「土地はまだ上がるのか?」
「今マンションを買うべきか?」などと騒がしい。
さて、先日管理人のルームメイトの同僚、孫君が遊び
にきた。孫君は内モンゴルの出身で、家族は羊の放牧
で生計を立てている。
皆でTVを見ながらご飯を食べているとまた土地高騰
の話題を伝えるニュースになった。
管理人の家の近所に1平米2万元(約30万円)の
マンション(感覚的には日本の億ションに相当)
ができた、というニュースを見て皆でため息を
ついているところに孫君が言った。
「内モンゴルではね、どの家庭も数万ムーの
土地を持っているんだよ」
ムーというのは中国の土地単位で1ム-は15分の1
ヘクタール、つまり約670平方メートル。
てことは、1万ムーは670×10,000=6,700,000平米!
「生活は広州ほど便利ではないけど、家には一通りの
家電もそろってるし、特に不自由はない。通勤もないし
空気もきれいだし快適な暮らしだよ」
皆の頭の中にはモンゴルの大草原のイメージが広がった。
「...それに比べたら、広州では毎日こんなに残業
しても家を買うなんてとても無理。毎日通勤バスは
すごい混雑だし、広州に来てから生活レベルが下が
っちゃったよ」
そうかといって彼がモンゴルに帰りたがっているか、
と言えばそんなことはないと思うのだが。
それにしても経済発展と真に豊かな生活というのは
両立しないものなのだろうか?
急激な成長を遂げた中国はいまや住環境悪化のほかに
深刻な公害、治安の悪化など問題が山積みだ。
昨日の新聞にはついに深センでプログラマの青年
が過労死したとの記事が出ていた。
こんなことならこれ以上発展しないほうがいいんじゃ
ないか、と思うのは先進国から来た人間の身勝手
なのだろうか。
ところで今週水曜に会社の同僚とカラオケに行く
予定をしていたのだが、あとからその日は
端午の節句だと分かって中止になった。
中国では(特に古い習慣にこだわる広州では)、
こうしたお祭りの日は必ず家族と過ごすのだが、
この日も見事に皆が定時退勤した。
どんなに経済発展してもこういう習慣は残って
ほしいものだ。
ちなみにお祭りの日は家族と過ごす、というのは
本当にそうしたがっている人と半ば義務的にやって
いる人の両方がいるようです。日本人がお盆に
田舎に帰るのと同じですね。
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僕も将来中国行こうかなーと思ってるんです
上海のビル街を見て思ったんだけど、何で欧米諸国の様に上にビルを伸ばすんだろう。
日本みたいに土地が狭ければ別だが、土地は基本的に国の物なんだし、広大な土地もあるんだからもっと都市化計画を練ればよかったと思う。
中国らしい伝統美あふれる美しい町並みにすれば魅力があるんだが。
今はなんかハリボテの街並みですよ。
ちなみに私の住んでいるマンションは24時間保安が付いていて1000元です.これは多分チョー安い部類だと思います.日本人もちらほら住んでいます.
中国では医者ってそんなに高給取りではないようですよ.私の知り合いの旦那が医者ですが,月給1000元ちょっとと言っていました.うちの工員さんでも残業をすれば1000元位の給料になりますからねぇ.
私は日本で家を2回買いました。35年ローンです。
来たばかりの駐在員なんかは、20代のローカルスタッフがマンションを購入という話を聞くと信じられずバックマージンで稼いでると疑いをかけてます。ま、そ〜ゆ〜人もいるにはいるけど・笑
深セン特区内でも1平米1万〜1万5千元、
特区外でも1平米5000〜8000元だせば
かなりのマンションに住めますから・・・。
私の勤めている会社のスタッフ達も
家が高い・・・・と嘆いています。
結婚して、子供が出来てもなかなか会社の寮から
出られない夫婦もいますから、大変そうです。
人も飽和気味なので、外国の企業が進出しやすいように
もう少し内陸の方も、中国政府がインフラを整えれば
良いのになあと思ってしまいますね。
感心しました!
家のバブルばかりか、深セン華為の青年
過労死こそご存知なことは、頭下げることで〜
私の友人もアパートを購入しようと,手付金を払いましたが,その頃より価格が15%も上昇したということで,管理会社が売るのを渋りはじめ,話しが進まず,とうとう手付金を返してもらうことになりました。
広州では手付金も効き目ないんですね・・・。
外国人でも届出をだせば普通にどこでも住めますよ。
逆にいうとホテル等以外の場所に滞在するときは近所の派出所へ届けることが必須です。
>とんじいさま
まったく同感なのですが、中国人に言わせるといくら土地が広くても開発されている部分はそんなにないから仕方ないのだそうです。広州市内でも住宅用地はもう残っていないというニュースを見たことがあります。空き地がたくさんあるのでにわかに信じられませんが。
>りもっちさま
中国人は「将来賃貸が値上がりして借りられなくなったらどうしよう」という心配をするみたいですね。だから若いうちに家を必ず買うんだそうです。
1000元とは安いですね!広州で日本人がちらほら住むようなマンションは少なくとも3000元はすると思います。
知人の医大を卒業したばかりのお医者さんは月給たったの2000元です。でもお医者さんは最初の数年をのりきれば、あとからかなり高収入(いろんな収入があるようですが)になるようです。
>worldwalkerさま
中国ではデジタルグッズや旅行など贅沢品は収入に対して高いと思います。逆に食費、高熱費、交通費など生活に必要不可欠なものが大変安いので、その意味では平等な社会ともいえますね。
杭州は不動産が高いと聞いていましたが本当にすごいですね。バックマージンの話ですが、ある中国人に「日本人はやらないの?」とすごく不思議そうに聞かれたことがあります(笑)
>広東さま
中国の家がはたしてそんなに長持ちするのか?という点については中国人も疑問を感じないわけではないけれども、やはり老後に持ち家がないということへの恐怖がまさるようです。中国は固定資産税がないのも、持ち家志向を促進する理由ですよね。
>慎さま
深センがそんなに安いとは知りませんでした!意外です。内陸にインフラを整えて...という話ですが、内陸にある某日系大手企業の総経理によれば、内陸ではインフラが解決されたとしても、管理職レベル以上の人材がいなくて大変なのだそうです。難しいですね。
逆に日本の情報にはすっかり疎くなっている今日このごろです.....
>Tamosoさま
はじめまして!
お友達の話、すごいですね。一体何のための手付金だったのでしょうか?中国では本当に予期できないことがいろいろ起こるので、あらゆることを想定して書面で約束しておくことが必要だな、とよく思います。まあ、これは日本含め世界中どこも同じかもしれませんが。
またお待ちしてます!
あと店の店員さんがミョーに気取らなくフレンドリーだったり(と言うか”素”そのままって人も多い)、エレベーターとか電車の中で気にせず大声でしゃべってるのも好き。
はじめまして(笑)店員さんとか、知らない人がフレンドリーというのはこれに慣れてしまうと、日本に帰ったときになんだか物足りないんですよね。沈黙に耐えられなくてこっちから話しかけたりして(笑)私の知ってる範囲で言うと、この点に関しては中国の方が世界的にみて普通かな、という気がします。
またお待ちしてます〜〜。
オーストラリアも土地バブルでにぎわってますけど、中国は半端じゃないみたいですね〜。
ところで中国ではサッカーW杯は盛り上がってますか?
オーストラリアはイマイチだけど、今回初出場です。
今晩は初戦で、日本と対戦...。どっちを応援しようかしら?オロオロ