2006年06月28日
優雅(?)で中華な、広州の休日
先週土日以来、毎日気温36度オーバー。
このクソ暑い中、何を血迷ったか管理人と同僚男女
合わせて十数人は先週末、山へサイクリングに行く
という暴挙に出たのである。
(どこが優雅やねん、と思わずに先を読んでください)
我々一行は金曜の夜、仕事が終わってから広州郊外の
ベットタウン、番禺へ向かった。ここは広州市内に
比べて緑が多く、空気もきれいで高級マンション
が立ち並び、管理人の同僚も多くがこのエリアに住んで
いる。
同僚の一人の家に皆で一泊(しかも「セクシーな
寝巻きを持ってくる」のが条件、ちなみに全員30代)
して、翌日土曜にサイクリングに行く、というのが
今回の主旨なのだ。
なにが優雅かというと、まず番禺まで行くのに
同僚の車4台で行ったわけだが、うち管理人が乗せて
もらった1台がBMWだったのだ。
さて、管理人が感動したのはBMW自体ではない。
中国でBMWに乗るということのご利益(?)を今回目の
当たりにしたのだ。
広州は治安が悪いので、高級マンションの入り口の
管理は大変厳しく、ここの住人である同僚(日産車に
乗っていた)も入場証の提示を求められていた。
ところがBMWだけは完全ノーチェック!
分かりやす〜
ちなみに翌日、二人乗り自転車7台をレンタルした際も、
店主は一言、「保証金は要らないよ。引き換えにBMWを
置いてってくれるんだから」
広州の高級マンションはプールやフィットネス
クラブ、レストラン、宴会場などさまざまな共有
施設がついている。
この日夜10時過ぎに到着した我々は既に閉まりかけていた
プールを貸しきって優雅に遊ぼうと責任者に交渉する
ことにした。
日本だったら「規則だし、職員も退勤する時間なので
ダメ」ということになるのだろうが、そこは中国。
責任者は一言、
「いくら出す?」
値段交渉も虚しく、あまりにも吹っかけられて馬鹿馬鹿
しくなった我々は翌日泳ぐことにして引き上げた。
(中途半端に優雅な我々)
中華の休日ポイントその1
マネーパワーは絶大
同僚の家は1Fにあり、集合住宅にもかかわらず専用の
広大な庭には大きな池に鯉がたくさん飼われていると
いうゴージャスさであった。(家自体も10数人が宿泊
できる大きさであることは言うまでもない)
夜は中国人の定番、マージャンだのポーカーだのを
やったりして、翌土曜日の朝。
中国南部の休日の朝はもちろん
飲茶
マンション付属のレストランでたらふくたべてから
いよいよサイクリングに出発!
途中、BMWの持ち主が皆の飲み水を買おうとスーパーに
立ち寄った。ここで彼は1本1.1元(1元=約15円)の水を
「14本買うからまけろ」と、1本1元に値引きさせること
に成功。
中華の休日ポイント その2
いかなる時も節約精神を忘れない
さて、水を買った後、BMWの持ち主が一言。
「で、どこに行くんだっけ?」
おいおい、走り出す前に行き先を確認しなかった
のかい!!
皆が皆、こんな感じで目的地はごくごく近所の山だった
のだが、全部の車が揃ったのは約1時間後だった...
(ドライバーは皆、このエリアの住人なのだが)
皆でドライブに行くときにはあらかじめ道を
しっかり確認してから出発する、というのは
日本の常識であって中国の常識ではない、
ということをこの時再確認した。
そんなこんなで、山のふもとで二人乗り自転車を
借りたら既に正午近く。既に陽は高く登っている。
かんかん照りの日差しも省みず、果敢に自転車で
坂を上る我々。
雨が降っても濡れないほどに深く木が生い茂った
スポットがあるとかで、我々はそこを目指して
ところどころで職員に道を聞きながら自転車を漕いだ。
が、走っても走っても同じところをグルグルする
ばかりで一向に行き着かない。2時間走り回った揚句、
「今度来たときに探そう」ということで諦めた。
中華の休日ポイント3.
目的地に着くことが大事なのではない。経過を楽しめ。
この後、ヘロヘロの我々は湖南料理の店で辛い料理を
食べ、元々暑いのにもっと暑くなり、食べ終わる
頃には疲れて泳ごうという気力もなく、ここで解散と
なったのだった。
さて、この1泊2日の優雅な(?)週末の出費(3食
の豪華な食事、夜のビール、レンタサイクルなどなど)
のは一人あたり50元(約750円)でした。
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2006年03月11日
広州のタクシー
広州のタクシーは初乗り8元(約120円)と手軽に
利用できる乗り物である。
タクシーの数はとても多く、急な雨の時を除けば
拾うのはごく簡単だ。乗り方も世界共通、手を
あげれば止まり、降りるときにお金を払う。
要求すれば領収書もくれる。
が、広州特有の事情もある。
広州は渋滞がひどい。タクシーに乗るなり、
「快的!(ファイディ!)」(急いで!)と
言うのが癖になっている広州人もいる。
時間帯や目的地によっては地下鉄を利用したり、
ある程度歩いて交差点を超えてからタクシー
を拾うなどの工夫をした方がいい場合もある。
運転手が高架に乗るかどうか、客に聞いてくること
もよくある。つまり、高架にのると大回りになって
メーターがあがる代わりに信号がないため早く
目的地につくことができる。逆に下を走ると安い
代わりに遅い。どちらがいいか客に選ばせるのだ。
発展途上国ではわざと遠回りするタクシー運転手が
よくいるが、広州ではそのようなトラブルはあまり
聞かない。
それどころか、もっとすごい運転手に会ったこともある。
「お客さん、AとBのどっちをいく?Aを行くと距離が
あってメーターがあがるけど信号が3個しかないから
早い。Bは距離的には近いけど、信号が8個あるから
時間がかかってしまうよ」
管理人は急いでいなかったのと、好奇心もあり本当に
信号が8個か確認してやろうとBを選んだ。
そしたらなんと本当にぴったり8個!!
運転手曰く;
「広州の人は交通事情がわかってるからいいんだけど、
田舎から来た人だと、ちょっと遠回りしたと思うと
怒鳴りだすのがいるからね〜。納得させるには
ちゃんとデータで説明しないとね」
このほどさように広州で目的地に早く着くためには、
道路をよく知っていたほうがよいのだが、では広州
の地理に明るくない人はどうすればよいか?
管理人は最近すごい(?)コツを発見した。
先日、よくあることだが、十字路に車が一斉に
突っ込み、皆が身動きできない状態(怒)に
出くわした。
「どうします?皆車降りて歩いてますよ。こりゃ
かなり運転が上手な運転手でも抜けるのには10分
はかかると思いますよ」
前方を見てみると、一般車両、バス、タクシーが
ぐちゃぐちゃに入り乱れている。10分どころか
30分かかっても抜けられるかどうか怪しい。
が、この口ぶりからなんとなく彼がベテラン
運転手らしい、と思った管理人は、
「10分で抜けられるんだったら頑張って抜けて
みてくれる?」
とハッパをかけてみた。
すると
彼は俄然やる気をだし、複雑に絡みあう車の
波を、右に左にすごいテクニックで通り抜け
10分ちょっとで見事に交差点の向かい側に出た。
「わ〜、すごい!広州で運転手やって長いでしょう?」
管理人がオーバーに驚いてみせたのに満足したらしい
運転手は、
「もう7年近いかな、フッ」
と得意気であった。
この時以来、急ぐときには”「運転上手ですね〜」
とおだてることにしている管理人である。
先日の新聞に無許可タクシーが大量に摘発されたという
記事が載っていました。許可証を偽造しているので、
見た目にはそうと分からない無許可タクシーもかなり
走っているようです。心配な方はあまり汚い車両は
避けたほうがいいかもしれません。
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2006年02月22日
ガールズトーク
広州に外国人として暮らして日々いろいろ
カルチャーショックを受けている管理人であるが、
時々まるで自分が日本にいるかのような錯覚に
陥ることがある。
どういう時かというと女同士でおしゃべりしている
時だ。
まったくこの手の話題は世界中、びっくりするくらい
同じである。管理人がもしもアラビア語が話せたら、
イラク女性とおしゃべりをしてもそんなに内容は
変わらないのではないだろうか。
さて、土曜に久しぶりにハイインと会ったら、
中学のときから10年以上もつきあっていたBFと
別れてしまったと聞かされた。
このBFは管理人も数回会ったことがあるのだが、
ハンサムで料理が上手でとても感じのよい男の子で
あった。
が、大学を卒業して働きはじめてからいろいろ考え方
の違いが表面にでてきたらしい。
ハイインの方は何度も転職を繰り返してやっと満足の
いく現在の仕事を見つけたのに対し、彼は納得のいかない
仕事をずっと続けていて、広州で転職するよりはUターン
して故郷の町に帰ることに決めたことが、別れる原因
になったそうだ。
「普通は田舎で仕事が探せなくて皆都会にでてくる
のに。せっかく広州で大学を出ていまさら田舎に
帰りたがるなんて」
とはいいつつもお互い嫌いになって別れたわけでは
ないので、春節休みに帰省した時にはまた会ったり
と完全に関係が切れたというのでもないらしい。
ハイインのように20代前半でやる気のある女の子と
いうのは世界中こんなもんだ。
別に管理人に彼女と似た経験があるわけではない
のだがハイインの考え方は理解できる。
そして、彼女がもう少し歳をとってからまた同じ
状況になったら次回は違う選択をするのではなか
ろうか、ということも想像がつく。
本人にそうは言わなかったけれども。
さて、翌日日曜は別の友人と女3人でタイ料理店
に行った。
二人とも30代でシンディは高校の同級生と早くに
結婚しており、アンは未婚で二人とも外資で
働く高給取りである。
この店はオープンしてまもなく、裏通りにある
せいか、静かで快適だった。
アン「こんなにゆったり外食するのはすごく
ひさしぶり!」
シンディ「私も〜。普段、昼はまずい社食だし
夜は残業したあとで何かテイクアウトして家で
適当に済ませるだけだし。こんな生活、後何年
も続けたら体を壊してしまう。」
アン「あなたはダンナの稼ぎがいいんだから
そんなに働かなくてももっと楽な仕事すれば
いいのに。
シンディ「うん、実は花屋をやりたいんだ。
あと1年今の仕事を続けてお金を貯めたら
思い切ってはじめるつもり」
アン「いいなあ。私も金持ちのダンナをつかまえたら
カフェをやろうっと。朝は寝坊して午後から営業
して、夜は友達が沢山きてくれて...(延々妄想が
つづく)」
良家のお嬢様であるアンはしょっちゅうお見合い
をしているのであるが、成果はどうも芳しくない
らしい。
アン「どの人もこれと言って欠点はないんだけど、
でもピンとこないんだよね。叔母や祖母がじゃあ、
どんな人がいいの?って聞くんだけど、お金や
学歴があればそれだけでOKというわけじゃないし。。」
NINI「分かる分かる〜。こういう人は嫌、という
のは具体的に説明できるけど、こういう人がいい、
というのは言葉で言い表せないんだよね。
でも、カフェやりたいなら別に結婚するまで
待たなくてもさっさとやっちゃえば?」
アン「自分で自分を背水の陣においつめたくないの。
失敗してもダンナが稼いでくれるから最低の生活は
なんとかなる、という余裕があったほうがかえって
うまくいくと思う。」
シンディ「そういえば、NINIの家の近所は雰囲気
いいカフェがたくさんあるよね。私もあの辺で
花屋ができたらいいなあ。おしゃれな内装にして
...... (延々続く)」
アン「こうやって話してるととても気分がいい
けど、明日の朝はまた満員バスに揺られて会社に
行って、タイムカード押して、延々会議して、
客に怒鳴られて....って現実が待ってるんだよね」
シンディ「でもってまた週末になるとこうして
妄想を膨らませて、月曜の朝はまたタイムカード
押して....ってこの繰り返し」(一同爆笑)
世界中の30代女性の会話は大体こんなもんなので
あります(たぶん)
こうして店を出た後になって、そういえば今自分は
広州にいて、延々おしゃべりをしていた相手は
日本人ではなかったんだ、と突然思い出すのでした。
2006年02月14日
中国のバレンタインデー
さて、今日はバレンタインデー。
よく知られているとおり、バレンタインデーに
女性が男性にチョコを贈るというのは、日本の
チョコレート会社が考え出した習慣で、日本独特
のものだ。
日本以外の多くの国では男性から女性にプレゼント
を贈るのであるが、中国も例外ではない。
中国ではバレンタインの贈り物はバラ等の花束で
ある。これをデートの際に渡すのではなく、
花屋から女性の職場に届けさせるのが中国流。
(聞いたところでは元々香港で普及していた
習慣が華南地方に伝わり、今では中国全土に
広がっているとか)
この日、特に独身の中国女性は職場に花が届くか
どうか、どきどきしながら過ごすことになる。
大きな花束が届いた子は鼻高々(これがわざわざ
職場に届ける理由であろう)、もらえなかった子は
肩身が狭い(?)のだ。
管理人が勤務する会社が入っているビルの中や
周辺の路上では、朝から大勢の花屋が大きな
花束を配達に回っていた。
(ちなみに今日「広州日報」を買うとバラが1輪ついて
いた。「義理バラ」として適当な相手にあげるため
であろうか?)
管理人の会社も花束が届くたびに「誰の?!」と
大騒ぎ。
一人の同僚にはそれはそれは見事な白いバラの
大きな(7-80本あっただろうか?)花束が届き、
他の女子社員の羨望の的だった。
また、これを見た別の同僚がすぐにBFに電話を
かけて文句を言っていた。
「会社の女の子はみんな大きな花束をもらった
のに私だけなくて恥ずかしい。今すぐ持って
きて!」
(ちなみに彼女は明らかにウケを狙ってウソ泣き
しながら話していたので周囲は爆笑)
夜も見事に会社のほぼ全員が定時退勤。
なんだ皆デートの予定があるんだ、いいなあ〜と
思いつつ管理人は別に予定がないので(泣)、
いつもどおり残業し、会社の戸締りをした後真っ直ぐ
帰宅してネットサーフィンをしていた。
さて、管理人はネットをする時は大抵メッセンジャー
ソフトを「不在」状態にして立ち上げっぱなしにしている。
今日はどうせ誰もネットなんかしていないだろう、
と思ってオンラインのままにしていたら、A君が
話しかけてきた。
「あれ?家にいるの?僕も特に用事なくてネットしな
がらTV見てんだ」
そりゃまあ、世の中全体がデートしてるわけじゃ
ないわな、こういう人も中にはいるよね、と思った
とたん、B君からもメッセージが。
「ハッピーバレンタイン!NINIは出かけてないの?」
この後男女合わせて5-6人からメッセージが続々!
相手しきれないのであわててオフライン状態に切り替
えたが、あのままオンラインだったら一体何人とチャット
するハメになっただろうか?
結論
今日定時退勤した同僚の中にもミエ張ってた
のが相当いるはず!
ちなみにホワイトデーもあるにはありますが、あまり普及
していません。中国の女性はプレゼントをもらう一方なの
です。
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2005年12月26日
中国におしゃれスポットが少ない理由
そもそも12月25日の夜に家でブログを書いてる
時点で、管理人のクリスマスはたいしたことは
何もなかったと予測がつくというものだが(泣)
前回の記事でも書いたが、中国で起こる現象は
「人間が多いから」で説明がつくことが多い。
今日もその例。
お祭りごとが好きな中国人。クリスマスもすっかり
定着していて、カップルの人はデート、そうでない
人も大抵友達と街に出かける。
日本のクリスマスならずいぶん前から店を予約したり
(最近はそうでもないのだろうか?)して、周到に
準備するのだが、いきあたりばったりの中国人は
そんな面倒なことはしない。
クリスマスの夜に街に繰り出したはいいが、どこも
一杯で結局屋台で適当に食べ物を買ったりして
道端で食べてる人が多かったようだ。
さて、管理人はお台場で数年働いていたのだが、
お台場というのは、イベントシーズンに他に行く所
のない人がとりあえずやってくる場所
(昨日今日お台場に行かれた方がいらしたらすみ
ません!)で、毎年クリスマスやお正月は身動き
できないほどの混雑になる。
実は、管理人の新しい家の近所は大型ショッピング
モールが2つ並び、お台場と同じく、行くところの
思いつかない人がとりあえず集まってくる場所だ。
昨日の午後、ルームメイトの友達が大勢家に来て
パーティーをするというので、本当は午前中に
買出しにいくつもりだった。
が、あまりの人ごみに閉口してゲストが持ってきて
くれた食べ物がなくなったら出前で済ませる
ことにした。
夜中になって、小腹が空いたというので出前を
とろうとしたのだが、どの店からも忙しいと断られ、
自分で買いに外に行っても、テイクアウト用の容器が
なくなったとことごとく断られる始末(需要を
見越して容器を大目に準備しておかないところ
がさすが中国)
しょうがないので冷凍餃子をゆでてしのいだ。
日付が変わって25日の今日は別の友達の誕生日
カラオケパーティーに午後から行ってきた。
幹事はハイインで手際のよい彼女はさすが何日も
前から店を予約してあった。
店を予約するのは普通といえば普通なのだが、
すごいのはこの先。
「どうせ他にはどこに行っても人で一杯だから」
と午後1時半ー7時半まで
連続6時間のロングランカラオケ!
中国のカラオケは大抵ビュッフェ形式のフードと
各個室に専用お手洗いがついていてなかなか快適だ。
(カラオケは値段的に中国ではやや高級な娯楽に
属する)
人の海と化した屋外をウロウロするよりは確かに
ずっといい。
そんなこんなで管理人のクリスマスは冷凍餃子を
食べたりカラオケボックスにこもったりしている
うちになんとなく過ぎ去ったのだった......
中国でデート向きのおしゃれスポットが少ない
のは決して需要がないとか、ましてや中国が
遅れているからでは決してない。
需要は多いにあるのだが、どこも人が
多すぎるのでおしゃれな雰囲気を
演出しようがない、という理由が大きい
気がする。
かと言って人が少ない場所は大変危ないのは
言うまでもない(涙)
そういうわけで、広州のイベントシーズンは、
1.食べ物を十分備蓄した上で自宅パーティー
or
2.カラオケ
が賢明な選択という結論でした。
(負け犬の遠吠えに聞こえたらそのとおりで
ございます)
日本語の歌が多い「銭柜」も
人気がありますが、もっと
リーズナブルで場所が便利
なのが「朝歌」(バス動物園
南門下車すぐ)
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2005年12月03日
広州で引越し
前回の記事で書いた豪邸(?)への引越しだが、
現在の家を12月20日まで借りているので、のんびり
やるつもりだった。
なのに、昨夜11時近くに帰宅すると、ルームメイトが
「大家の黄さんから電話があって、できればこの週末に
引っ越してくれ、と言われた」と言う。
どうやら、今借りている家の次の借り手が来週にも
引っ越してきたいらしい。次の家の家賃は21日から
でいいからというので、ぐずぐずしてもしょうが
ないし、まあいいかと思って日曜午後に引越しする
ことにした。
とはいうものの、管理人は昨日も今日も帰宅したら
こんな時間だし、明日土曜は朝から会社のバーベキュー
大会で、午後はルー君の個展を見に行く予定
(日曜で終わりなので明日行くしかない)
と、なんだか妙に忙しい。
パニック状態!と言いたいところだが、管理人は
広州にきてからこれで4回目の引越しなのでいつの間
にか「引越しin中国の達人」になっていた
のであります。
昨日の夜、話を聞いてからルームメイトと相談して
30分ほどで引越し準備作業分担を決めた
ルームメイト
1. 新しい家の電話番号と回線持ち主の名前と身分証番号を
聞いてADSLを申し込む
2. 無線ルータを買う(新しい家は140平米なので
電話線を引き回すのは見苦しい)
3. 引越し屋の見積もりとる
管理人
4. 掃除屋を手配して土曜中に引越し先を徹底掃除
(140平米(<クドい)なので自分でやるのはツライ)
5. 水(中国の家は大抵ミネラルウオーターの給水器
がある)を注文して、今契約している水の会社を解約、
タンクを返却しデポジットを返してもらう(引越しの
ため解約しようとしても水会社が故意にやってこず、
デポジットを返却してもらえなくなることがある)
以上5つさえ終われば、引越した瞬間から綺麗な家で、
快適なネット環境が整い、ミネラルウオーターも確保
されているわけだ。
さらに、
6. 手伝ってくれる友達最低3人を確保
なんで、引越し屋の作業員が7人も来てさらに手伝いが必要
なのか?というと.......
階段途中や、トラックの前など、要所要所で
引越し屋を見張る
ためであります。
残念ながら、中国で引越しするとモノがなくなったり、
荒々しい扱いで荷物が壊れることが日常茶飯事。
引越し業は極端な話、車と作業員が揃えばいつでも始め
られる、参入が大変容易な業界であるため、競争がとても
激しいのだがいまだに価格競争に終始していて、サービス
の質を問うところまではなかなか行かないのが現状のようだ。
なにはともあれ、以上1-6が今日中に全部完了。
すごい、引越し日程が決まってから24時間以内に一通り
手配ができてしまった、と自分で自分を褒めたい気分。
後は明日の夜とあさっての午前中にパッキングを完了
させるのみ。たいした荷物はないので、十分間に合うはず。
とか言ってて、引越し当日、大ポカをしたりしそうだが...
日曜夜にブログアップできてなかったら、
「ADSLの設置がうまくいかなかったんだな〜」と思って
ください。
ちなみに引越し屋はルームメイトが広州で一番高級
(ローカルの会社の中で)といわれる「大衆」に
決めてました。 トラックと作業員7名(どう考えても
こんなに必要ないのですが、いつもこのくらいの人数が
やってきます、さすが人件費の安い中国!)で200元
(1元≒15円)です。安い業者を探せば100元程度のところも
たくさんあります。
人気ブログランキングへ 最近仕事忙しくて更新滞り気味
ですみません...来週も忙しそう(泣)。もうちょっと
慣れたら余裕が出ると思うのですが(希望的観測)。
見捨てずに時々チェックしに来てくださいまし。
2005年11月19日
ウオームビズ先進国
日本ではこの冬 ”クールビズ”に続いて
”ウオームビズ”を環境省が提唱している
そうで。
具体的には暖房設定温度を下げて1枚多く着る、
女性はスカートをやめてパンツをはく、などで
世間は賛否両論とか。
はっきり言って
広州にいる者からすれば、何をいまさら!なので
あります。
というのも、広州は多くの家庭に暖房がない。
街中でも超一流レストラン(及びマクドナルド
&KFC)、超一流オフィスビル以外では暖房なし。
スーパーなども寒くて暖房が入っているのかどうか
よくわからない(入っていないかもしれない)
”広州は暖かいから暖房などいらないのでは?”
と思われるかも知れないが大間違い!
確かに寒い期間は短いのだが、一番寒い時は
2-3度まで下がる。東京と変わらないのだ。
前回の冬は記録的厳冬で、12月末から3月
半ばまで時々暖かい日をはさんではいたものの、
かなり寒かった。
その上冬に雨量が多く、今年は1ヶ月以上連続
して雨が降り、青空が全然見えなかった。
しかも広州の家は基本的に夏仕様で風通しがよく
(=スキマ風ピューピュー)、陽があまり
差し込まない構造の上、コンクリート作りと
あって冬は強烈に底冷えする。
さらに!
広州ではお風呂はシャワーのみで、湯船につかって
温まることもできない。(管理人は大家さんに交渉
して湯船をつけてもらった)
このような過酷な条件が揃った広州は、言ってみれば
元々ウオームビズを実践している
ウオームビズ先進地域
なのだ。(大げさ)
本日は”ウオームビズ初心者”の日本の皆様へ
冬を暖かく乗り切る基本的心得を伝授したいと思う。
1. 外も内も同じ格好で
管理人も来たばかりの頃は習慣で、室内ではコートを
脱いでいたのだが明らかに外より内の方が寒い広州
では間違いだった。
オフィスでもコート、マフラー、手袋はそのまま
が正解。仕事しやすいように指先のない手袋があると
便利だ。
2. 保温ポットを持ち歩く
中国人はマイお茶ポットを持ち歩いている人が多い。
お湯を足して何杯も飲む。寒い時のあったかいお茶は
格別の美味しさ。
ちなみにコーヒーは体を冷やす飲み物なのでNG。
紅茶はOK(しょうがをいれてジンジャーティーに
すればベスト)
3. スーツはワンサイズ大きいのを買う
もちろん中にセーターを着るためだ。購入の際には
厚めのセーターを着た上に試着するべし。
4. 火鍋を常食に
日本も冬は鍋を食べるが、中国の火鍋は辛いので
暖め効果バツグン。羊肉がポピュラーだが羊も
中医学的には体を暖める食べ物だ。
5. 老若男女ババシャツ&モモヒキを
日本でババシャツ(保温下着)なるものを1度も着た
ことがなかった管理人は、広州初年度はやはりナシで
すごしたが、昨年は耐え切れずにとうとう買ってしまった。
(さすがに下はモモヒキではなくて、日本で買った
保温性のあるストッキングだが)
ババシャツ&モモヒキはスーパーなどで売っている
他、広州の街角にはこの時期になると保温下着の
専門店がところどころに出現する。なんと夏は他の
商売をしていて、今の時期になると商売替えして
ババシャツ&モモヒキ専門店になるのだ。
ちなみに女性もこれを履くからにはスカートは無理で
パンツオンリー。中国人はドラマなどで日本女性が
冬でもスカートを履いているのを見てとても驚くようだ。
6. 根本的対策:体温を上げる
寒がりの管理人は”不健康な証拠”と中国人に言われる。
代謝がいいとそれほど寒く感じないそうだ。
マメに運動して筋肉をつけ、体温を上げるべし。
いかがでしょうか?参考になれば幸いです。
華南地区にお住まいの方には今日の情報は常識だと
思います。他の方法を実践している方がおられましたら
コメントお願いいたします!
P.S.
どうでもいい疑問ですが、"モモヒキ"と"パッチ"
はどう違うのでしょうか?
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2005年09月23日
中国のオタク
日本は空前のオタクブームだとか。
が、実はここ広州にもブームの波は
押し寄せている(ドドーン!)
シャオフーがある時言い出した。
「イラストレーターやってる友達が展示販売会を
するんだけど、一緒に見に行く?」
「へえ、個展を開くほどすごいイラストレーター
なんだ」
「いや、大きな会場でブースを一つ借りるだけ。
他のブースは自分で描いた漫画とか、あとは
日本の古い漫画を売ってるブースもあるよ。
コスプレー(彼が発音した通り)もあるんだって。
そ、それはひょっとして...
.....
.....
コミケでは.....
数日後の日曜。我々は地下鉄にのって会場に
向かった。
途中、地下鉄内にコスプレをした少年少女が
たくさん!
私は日本にいたころ数年間お台場に通勤してて、
ビックサイトのコミケに行くコスプレした人々を
毎年目撃していたのだが、あのレベルにまさる
とも劣らない、凝りに凝った衣装とメイク!
会場は地下鉄駅直結のビルの2フロアを借り
切っていて、面積は相当あるのだがそれでも
大混雑。
驚いたことに入場チケットは100元もする。
来場者のメインは高校、大学生なのだが、
彼らの1ヶ月のおこづかいに相当するのでは?
という値段だ。が、この高価なチケットが
飛ぶように売れていく。
会場には確かにロリコンぽい漫画や、日本の
古い漫画の中国翻訳本がぎっしりならんで
いて黒山の人だかり。
ちなみにこの大規模なコミケは半年に
1回開催されているとか。
いやはや。
そしてもう一人。
ハイインのルームメイトの一人もオタクだ。
彼の場合はコミケにいったり、コスプレしたりは
していないが、会社に行く以外のほぼ全ての時間、
ネットからダウンロードしたアニメ(少女物
ではなく、メカ物であるのが救い)を見ている。
正確にいうとテレビを見たり、SF系の映画を見て
いるときもあるようなので、オタクというよりは
引きこもりに近いかも知れない。
土日も一歩も外に出ないそうだ。
彼は性格は良く、こちらから話しかければいろいろ
話もするし、仕事(プログラマ)もできるらしいし、
見た目も悪くない。
引きこもり以外には特に欠点はないのだが、
なにしろ自宅と会社の往復しかしないのだから
彼女を見つけるのは無理というもの。
(<大きなお世話)
ん、まてよ。
中国に2次元の女の子しか好きになれない
男の子が増えてきて、彼らが結婚しないとなると、
これは人口抑制につながるのでは....
ひょっとして、大自然のメカニズムで人口が増え
すぎたところにはオタクが増えるというように
なっているのでは.....
そうすると、日本のODAでビルや道路を作ったり
するよりは日本のアニメDVDを無償援助する
ほうが中国政府に感謝されたりして....
と、しょうもないことを考えてみたりしたのでした。
ここまで書いてふと中国Googleで「電車男×ダウンロード」
で検索したら出るわ出るわ。もちろん中国語字幕つき。
某サービスでは既に電車男ダウンロードサイトへの
アクセスが23万を超えてました....
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2005年08月29日
なぜ「IT産業のトヨタ」は出ないのか
私はITオンチのくせになぜか日経BPのITPro
というサイトを愛読している。
以前、このサイトで日米のワークスタイルを
比較した面白い記事があった。
なぜ「IT産業のトヨタ」は出ないのか
続なぜ「IT産業のトヨタ」は出ないのか
内容を大変おおざっぱに要約すると、
日本:頻繁な仕様変更に柔軟に対応できる
下流工程(現場)の調整能力が強み
米国:天才的な上流工程担当者による緻密な
プランニングと標準化が強み
という違いがあって、日本スタイルは自動車
などモノ作り、米国スタイルはソフト作りに
向いている。だから日本のIT業界にはトヨタ
のような世界に通用する企業が育ちにくい、
という内容だ。
さて、中国で働いている日本人の方は身に染みて
ご存知だろうが中国人は前後を考えて段取りを
するのが異常に苦手。
締め切りを考えて間に合うように、工程を
組み立てるということがなぜかできない。
道路工事なんかを観察していてもそうだ。
どう見ても工程に手戻りがある。A地点を掘って
また埋めて、やっぱりB地点を掘ってからまた
A地点に戻る。みたいな。
最近私の身近に起こった例をひとつ。
先日、グラフィックデザイナーをしている友達の
ルー君から電話がかかってきた。ある新規開店
レストランのメニューをつくる仕事を請け負って
いるのだが、日本語訳が必要なので、翻訳を
手伝ってくれないか、という。
「週末は仕事で時間ないから来週以降でもいい?」
「いや、レストランは明日開店なんだ。頼むよ」
おいおい、今から翻訳したって印刷間に合うわけ
ないじゃん!
「とりあえず印刷できるまではコピーで済ませる
つもりなんだけど、日本語訳を早くオーナーに
見せなきゃならないからさ」
メニューの翻訳なんて、できるかどうか
わからないけど、一応見せてもらうことにする。
彼が持ってきて見せてくれたメニューを見て
みたら...やっぱりお手上げ。
高級レストランにありがちだが、こじゃれた
名前のメニューばかりで、名前だけでは何の
ことかよく分からない。しかも普段見慣れた
広東料理レストランではなくて北京、四川、
上海料理をミックスしたスタイルで、ルー君
自身食べたことがないものがほとんど。
「無理だよ。写真もないのになんのことか
さっぱり分からないよ」
「いいからいいから。どうせ日本語訳が正しいか
どうかなんてみんな気にしてないから
(<じゃあ日本語なんて入れるなって)
とにかく急ぐんだから。お願いだよ」
と拝みたおされ、責任とらないからね、と
念をおしてやっつけ翻訳。
で、昨日の夜になってルー君から再度連絡。
「ウチの社長がタダで翻訳してもらったお礼に
例のレストランで今夜ご馳走するって言ってる
んだけど」
行ってみると、内装もかなりお金をかけた
高級そうな雰囲気のレストラン。
が、メニューは未だコピーのまま。
さてさて、何を食べようか.....
あれ??
この前訳したメニューと全然違う
じゃん!
「オーナーが2,3日前になって急に気が変わ
ってメニューがほとんど入れ替わったんだって」
「ええ?じゃもう一回翻訳しなおしってこと?」
「ううん、いいよ、この間翻訳してもらったのを
参考にしてこっちで適当につくるから」
..........
..........
こんな仕事でも君らはお金もらえるんだよね。。
中国ってすごい!日本とも米国とも違う強力な
強みがある。
上流のずさんなプランニングとこれに
その場しのぎで対応する現場に対し、
発注主も消費者(レストランの客)も
あきらめてくれるという寛大な社会環境
こういう社会環境の構成員が世界の人口の
5分の1いるわけで、これでは日本も米国も
かなわない。
このレストラン、広州市内にチェーン展開予定です。
行かれた方は日本語訳に惑わされず、中国語を
見て注文してください。
2005年08月12日
中国老人の楽しみ
私の住んでいるマンションにはヤンさんという、
60歳くらいの用務員(?)のおじさんがいる。
毎日こまめにあちこち補修したり、自分でいろいろ
こしらえたりと、とても働きものだ。
ヤンさんは読書が趣味らしく、仕事のないときには
木陰に腰掛けてよく本を読んでいる。
彼は若いときは相当男前だったと思われ、背が
高くて彫りの深い顔立ちで、木陰で眼鏡をかけて
読書している姿はなかなかサマになっている。
が、中国では古典のほかにエンターテイメントと
して読める本がほとんどないので彼が一体
何を熱心に読んでいるのかいつも不思議だった。
今朝、またまた木陰に座って読書しているヤン
さんを見かけたので、
「何を読んでるんですか?」と聞いてみた。
彼がにっこりして見せてくれた本のタイトルは;
「毛沢東、栄光の軌跡」
「いまでもまだこんな本があるんですか?」
「バカ言うんじゃないよ。市場の本売り場
を見たことないのかい?」
そういわれてみれば、マンション入り口の
ナナメ向かいにある大きな市場の端っこには
日用品と一緒に雑誌、新聞、本のコーナーも
あった気がする。ホコリをかぶったようなものしか
ないので注意したこともなかったが。
で、さっそく行ってみた。
ありました。。。。
売り場の半分くらいを
占めるのが、
「毛沢東と周恩来」「毛沢東の偉大な革命」
などなどの本。
どれも出版年月日を見るとここ2年以内だ。
中を見ると延々毛主席の偉業を讃える内容。
それにしても、とっくに亡くなった人物だ。
こんなに毎年新しい本をどんどん出版するほど
書くネタがあるとは思えない。
ウオルターに会ったので聞いてみた。
「ああ、あれね。みんな作り話だよ。買う人が
いるかぎりは、出版社も想像でもいいから
いろいろ書かせて売らないとね」
中国のモノ書き志望者はその創作意欲をこんな
ところでしか発揮できないらしい。
いました
クリントンもまさか中国の市場の
自伝が売られるとは思いもよらな
かったことでしょう(笑)