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2006年07月24日

Close to you & Make me warm 鑑賞記

またまた面白いドラマを発見したのでご紹介。

「靠近你,温暖我」(Close to you&Make me warm)
は今年の頭から各地で順に放送され、人気を博して
いる全26話の連続テレビドラマ。

3組の男女の結婚、離婚、不倫、その他いろんな
要素が同時進行で展開する。

dvd

 

DVDジャケット

 

 

 





3組のカップルにそれぞれ第3者が登場したりして
登場人物が非常に多いのだが、全員のキャラクター
が細かく描写されているのでややこしくない。

どのカップルの話もとても面白いのだが、管理人
的に一番気にいったのは広告代理店のバリバリ
キャリアウーマン、謝香枚とその部下の林丹青の
物語だ。

TWO











他2組の話はとても現代的なストーリーなのだが、
この香枚と丹青は「結婚と家族」という、伝統的
要素がうまく組み込まれている。

香枚は小さい時に父親を亡くし、母親とバツ
イチで無職の姉、その高校生の娘の3人を
女一人で養っている。家族を養わねば、という
責任感から会社では仕事一筋の冷酷無比な上司と
して部下から煙たがられている。

デザイナーの丹青は香枚がかぶった仮面の下の
家族思いで優しいところを見抜き、彼女に好感を
持つ。香枚も丹青を憎からず思うのだが、
なにしろ中国では;

つきあう結婚
相手の家族にも責任を持つ

なので、安月給の丹青に自分の扶養家族3人の
面倒も見させることになると思うと踏み出す
ことができない。


ところで、日本の農村で嫁不足だからと中国
からお嫁さんをもらい、その後奥さんが実家に
大金を仕送りするのを夫の側が不満に思っている、
というニュースを見たことがあるような気がする。

が、このドラマを見れば、奥さんにとって実家に
できるだけ仕送りするのは至極当然
だという
ことがよく理解できると思う。


ある日、香枚の姉が近所の小さな雑貨店の店主と
結婚すると言う。「好きとかどうとか、よく分
からないけど良さそうな人だから」と言う姉に、
自分の負担を減らすために好きでもない相手と
結婚するのでは、と心配した香枚はこの店主の
気持ちを確かめに行く。

見るからに人の良い店主は、香枚の姉の名義に
変更した雑貨店の権利書を取り出し;
「あなたのお姉さんと結婚できるのだった
ら、こんなものは私にとって重要ではない

と言い切ったのだった。

この後、香枚にセクハラをしようとした社長を
丹青が殴ったのが原因で2人ともクビになり、
2人はさらに経済的に困窮。デザイナーの仕事が
見つけられない丹青は不動産屋の営業マンになり、
自信をなくして香枚と別れてしまう。

全体にトレンディドラマ風のストーリーのなかで
香枚と丹青の2人だけがいつもお金の問題に悩ま
されていてなんとも現実的。また、他のヒロインと
違って香枚役の女優だけが、特に美人とは言えない
ところもリアルさを盛り上げている。

だが上述の雑貨店店主もそうだが、美男美女
でもなく裕福でも地位があるわけでもない人が、
自分のことは省みずに相手にどこまでも尽くそう
とするエピソードが一番感動的に思える。

香枚と丹青も他のカップルと違っておしゃれな
シチュエーションでデートするようなシーンは
全然ないのだが、そういう演出がなくても一番
ロマンチックなカップルに仕上がっている。

「お金より愛情」と、誰もが頭では分かっていても
中国では日本よりも実践するのはさらに難しい。

だからこそ、皆がそれを追い求めこういうドラマが
ウケるのだろうか。



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2006年03月07日

如果・愛(Perhaps love) ピーター・チャン監督インタビュー記事

今日立ち寄ったスタバで読んだ、英語フリーペーパー
”That's Guangzhou"の中で中国で12月に公開され、
大ヒットを納めた映画「如果・愛」(日本でも
今年公開予定)のピーター・チャン監督の
インタビュー記事が載っていた。

RUGUO

周迅(ジョウ・シュン)
金城武 主演
金城武は今回、「恋する
惑星」を超える名演技だと
思います。
中国初本格的
ミュージカル映画という
のが宣伝文句

 


まずピーター・チャン監督というのは「ラブソング」
「君さえいれば/金枝玉葉」等の作品で知られる
香港映画界の巨匠である。

PETER


タイ生まれの華人でタイ語
通訳から映画界に入ったという
経歴の持ち主だと、今回初めて
知りました。





TIANMIMI「ラブソング」(1996)
主演 レオン・ライ
    マギー・チャン
昨年、香港で一般市民の投票による
「中国映画の100年、べスト映画」の
第7位にランクインした名作
(管理人的にはトップ3に入って
しかるべきと思う)
大陸から香港へ、さらにアメリカ
へ移民した男女の10年にわたる物語。

KINSHI「金枝玉葉」(1994)
何も考えずに笑って楽しめる。
今は亡きレスリー・チャンがかっこ
いいけどちょっとダメな男を演じ、

コメディアンとしての魅力爆発の作品。
主題歌「追」は名曲。




「如果・愛」は管理人もDVDを買って自宅で見て、
予想通り素晴らしい、と思ったのだが、この
インタビュー記事を読んで更になるほど、と思った
のでご紹介したい。

(以下、雑誌が手元にないので記憶に頼って
書いております。細かいところで実際の記事と
違うと思いますがご容赦ください)


That's 「監督はラブストーリーが得意ですが、
    「如果・愛」は完璧なラブストーリー
    だと思いますか?」

監督  「とんでもない。僕の作品はどれも自分勝手で
     わがままな人間の物語だ」


そういわれてみると、例えば一見大変ロマンチックな
ラブストーリーである「ラブソング」の主人公は
大陸においてきた婚約者と、
香港でできた恋人と
二股かけ、婚約者と結婚した後も態度をはっきり
させないという、どうしようもない優柔不断者である。

日本公開予定なのでネタバレをなるべく避けるが、
「如果・愛」で周迅演じる主人公は、スターになる
ためには手段を選ばない女性で、このために金城
武の元を去る。「ラブソング」よりも
さらにダイレ
クトに、結局は自分が一番可愛いという人間の弱さ
を前面に出した物語ともいえる。

監督「以前にマギー・チャンが言った言葉がとても
   印象に残ったんだけど、男女のうちの片方が
   去っていったとしたら、どんな立派な理由が
   あろうともそれは要するにそれほど好きじゃ
   なかったっていうしかないんだ。」

マギー・チャンはフランス人映画監督のオリヴィエ・
アサヤスと結婚後、「花様年華」等の撮影で別居が
続いたことが原因で離婚に至ったと言われている。
上記の発言は自らのことを指しているのだろうか?


「如果・愛」では金城武演じる主人公は自分から
去っていた恋人を10年想い続けるわけだが、
そのわりには10年
ぶりに再会した元恋人に対し、
自分のことをかつて本当に愛していたのかどうか
しつこく問い詰める。

要するに一見一途に見える彼も”条件つきの愛情”
しか相手に抱いていなかったわけだ。


That's 「中国映画がもっと世界に受け入れられる
    ためにはどうしたらいいと思いますか?」

監督「僕は一生かけて『何も説明しなくてもいい映画』
  を撮ろうと努力してきた。”中国映画”を撮りたい
  んじゃないんだ。どこの国の映画なんて関係ない。
  昔『恋人たちの予感』を香港で見たときも、僕の
  頭の中で主人公を演じているのはメグ・ライアンと
  ビリー・クリスタルではなくてチョウ・ユンファと
  マギー・チャンだったんだ。」


ピーター・チャン映画監督の映画がなぜ良いか、この
セリフにその理由が集約されていると思った。

アジア圏の監督が欧米の映画祭で賞を獲ろうと
思ったらいわゆる”アジア的”な作品で勝負するのが
手っ取り早い。(アジア人監督の作品ではないが
”アジア的”な「SAYURI」はオスカーを2つとった。
管理人的には「如果・愛」のほうが良い作品だと思う)


興行収入を上げる上で映画祭での賞(=海外市場
での公開)を狙いたいのは映画監督として当然の
ことなのだが、ピーター・チャン監督はあえて
安易な道を行かず、全世界の人々に普遍的な
テーマを誰にも分かりやすく描くという、
ハリウ
ッド映画と真っ向から勝負する道をとっている
わけだ。
(邦画では「Shall we ダンス?」が同じ路線で
成功した名作ですね)


さて、管理人のルームメイトは普段映画はホラーと
SFしか見ないのだが、管理人が家で「如果・愛」の
DVDを見ていたら途中からなんとなく一緒に見始め、
結局最後まで見入っていた。

ジョディ・フォスターが何かのインタビューで
「映画は皆が楽しめる、もっとも大衆的な芸術
だから素晴らしいと思う」と語っていたがその通り、
映画は(絵画や舞台と違って)誰が見ても良いと
思えるものが良いのだと思う。

だから「如果・愛」について、ミュージカルなのに
ダンスがしょぼいとか、金城武の歌がヘタクソ
すぎとか、重箱の隅をつつくような批判をするのは
ナンセンスだ。管理人のルームメイトが一生懸命
見た初のSForホラー以外の映画というだけで十分
すごい(?)のだ。

世界中の老若男女誰が見てもどこかしら心に響く
作品を作るピーターチャン監督はやっぱり巨匠
中の巨匠だ、と今回のインタビュー記事を読んで
改めて思った


「説明しなくとも分かる作品を目指す」とは同じく
香港の人気映画監督ウオン・カーウワイ監督
(「2046」など難解な作風で有名)に対抗する発言?
というのは勘ぐりすぎでしょうか。

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2005年10月15日

”ニッポンの精神”を伝えるには...

ある日いつも行くコンビニのレジの女の子がいきなり
聞いてきました。

「あなた日本人?それとも韓国人?」

コンビニでは無言で買い物するだけなのになぜ中国人
じゃないって分かったんだろう....?

「だってあなた、いつもきちんと列に並ぶもの」

 

さて、他にも細かなクセや習慣で中国人と日本人
が違うところはいろいろあります。

たとえばバナナを剥くとき。中国人は柄の部分を
もって、お尻の方から剥きます
。(私の調査した
ところでは、アジア各国では日本式より中国式の
剥き方の方がポピュラーなようです)

 

さらに他の例。

以前中国人日本人交えてソフトボールをした時の
こと。

ふと気がつくと、一生懸命球拾いをしているのは
日本人ばかり
!中国人も拾うには拾いますが、
だらだらといかにも面倒臭そうです。

そうです。日本人は「スポコン漫画」を見て育ち、
部活で先輩に鍛えられた記憶が骨の髄まで染みて
いるので、遊びの時でもついつい必死になって
球拾いをしてしまうのです!!

実はこの日、かなり熱かったのですが管理人も
小走りで球拾いをしながら、頭の中では
「若い日は〜みんな何かを目指せ〜♪」
と、アニメ「キャプテン」のテーマソングが響き
わたっていたのでした。

 

さて、一般の中国人が日本文化に触れるきっかけ
はゲームとTVドラマ、アニメです。

中国でも宮崎アニメや「ドラえもん」「一休さん」
などは子供に人気ですが、管理人は「キャプテン」
こそ
中国で放送すべき作品だと思います。

キャプテン


これぞスポコン
アニメの金字塔!

 

 

「巨人の星」「アタックNO1」「エースを狙え」
「がんばれ元気」等等スポコン漫画に名作は
多い中で、何故に「キャプテン」なのか?

「キャプテン」は他のスポコン漫画と違って、天才
や魔球は登場せず、明けても暮れてもとにかく練習
ばっかりしているという地味な漫画。(加えて
女の子が一人も登場しないというストイックさ!)

特にこれと言って飛びぬけたところのない、
ごく普通の中学生が努力につぐ努力で成長していく
姿を書いた、”超正統派”スポコンです。

でも、主人公たちに悲壮感はなく、ただひたすらに
自分との戦いに勝とうとしているのみ。他を蹴落
とそうとか、弱小チームから強豪チームになった
から威張るとか全然なく、どこまでも謙虚。

特に谷口キャプテンのカゲ錬を見たチームメンバー
がこれに感化されて、より一層高いレベルで団結
を強めていく姿は感動的です。

近年、「アタックNO1」や「エースを狙え」が実写版で
リメークされたり、キャプテンの続編である「プレイ
ボール」がアニメ化されたり、やはり「スポコン」は
時代を超えて日本人の心の琴線に触れる
要素なんだなあ、と思います。
(「プロジェクトX」はこれの大人版ですね)

「努力、謙虚、団結」というニッポンの美学3点
セットがてんこもりの「キャプテン」。これぞ、世界に
紹介されるべき最高傑作です!!


野球マンガの話になると大抵、「キャプテン」派と
「ドカベン」派に分かれますが、「キャプテン」派の人
に無条件に共感を覚える管理人です。

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2005年08月07日

映画「SAYURI」

さて、昨日の記事で「チャン・ツイイーが抜けてる」と
思われた方がいらっしゃるかもしれませんが
これはわざとです。チャン・ツイイーは
中国では
全然人気ない
ので。

asience

映画に興味のない方も「アジエンス」
のCMにでてる女優と言えばわかる
のでは?

 

3日ほど前の「南方都市報」(広州の東スポ(?)一番
人気のあるタブロイド紙)で、「2046」の全米公開の
ためアメリカへプロモーションに行った彼女のインタビュー
が載っていた。

あまりに有名なので普通の女の子のような生活が
できなくて寂しい」

などと、またまた
一般大衆の反感を買いそうな
コメント
が掲載されていた。(笑)

さて本題。チャンツイイーは今年12月全世界
公開予定の映画、「SAYURI」で主役の芸者、
さゆり役を演じている。京都の置屋が舞台なのに、
メインの芸者役3人が全員中国人の女優に
決まったというのが、日本映画界情けない限り。

poster2製作総指揮スティーブン・スピルバーグ
監督 ロブ・マーシャル(”シカゴ”の監督)

日本からは渡辺謙・役所広司・
桃井かおりなどが出演。

 



キャスティングはさておき、この「SAYURI」、原作は
1997年発表のアメリカ人作家(たしかプロの作家では
なかったと思う)が書いた小説(原題「Memoirs of Geisha」
だが、これがすごい傑作なのだ。

私はシンガポールの空港で買って、日本到着まで夜行便
を寝ずに読み、NEXでも読み続け、ものすごい寝不足に
陥ったのを覚えている。

hyoushi

私は原作のあとがきを読むまで、
てっきり実話だと思ってました。
とてもフィクションとは思えないリアル
なストーリー。あとで日本語訳も
読みましたが、英語の方が祇園の
雰囲気がよく出てるのがなんとも
不思議。

 

あっという間にスピルバーグが映画化権を獲得し、
「日本の映画会社は何やってるんだ」と思った。
それで後になって、主演が中国人だからといって
撮影協力拒否とは輪をかけて情けない。

ストーリーはこんな感じ。

舞台は戦前の日本。貧しい漁村で生まれたさゆりは
口減らしのため、京都の置屋に売り飛ばされる。
祇園の厳しい出世競争の中、さゆりは先輩芸者の
「まめは」に気に入られ、ライバルの「はつもも」の
策略に苦しみつつも立派な芸者に成長していく。

祇園のしきたりや、独特の雰囲気が見事に描写されて
読んでいくうちにその世界にどっぷり浸りきってしまう。

私的お気にいりシーンは戦争が始まり、戦火のなかで
逃げ遅れそうになったさゆりを客の一人で、密かに
さゆりを思い続けている延(役所広司)が助けにくる
ところ。物語のクライマックスの一つだ。

その後戦争が終わって、さゆりをはじめ運良く生き
延びた芸者たちが祇園に戻ってくるが、そこに戦前の
華やかな世界が蘇ることは二度となく、もの悲しい
雰囲気が漂う場面もすばらしい。

戦争をはさんで一つの世界が消失してしまうところや、
二人のタイプの違う男性の間で主人公が揺れ動く
ところなど、実はこの物語は「風と共に去りぬ」によく
似ている。が、全編を流れる独特の空気や、スピード
のあるストーリー展開では、ある意味「風〜」を超える
傑作だ。

が、致命的欠点は主人公のさゆりのキャラクターが
弱く印象に残らないことと、さゆりが最後に選ぶのが
延(レット・バトラー)ではなく会長(アシュレー)で、
結末が無難すぎるハッピーエンドであること。
映画版ではここが改善されていることを切に期待。

原作で一番魅力的に描かれている「まめは」役は
当初マギーチャンに決定していたのだが、いつの間
にかコン・リーに変わっていた。キュートで頭の回転が
いい「まめは」役はマギー・チャンの方が圧倒的に
適役だと思うのだが。

さて、上記記事と同日の「南方都市報」の別のページで
「チャンツイイーの英語の発音は?」というバッシング
くさい記事も掲載されていた。チャン・ツイイーは何を
やってもバッシングされる、中国の松田聖子
なのであります。


原作の詳しい紹介はこちら。夏休みの読書にお勧め!

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2005年08月01日

中国の美的感覚

ブログのデザインちょびっといじってみました。
どうでしょう?
 
この写真は素人の写真(他にデッサンなんかもある)
を集めたサイトから勝手に拝借したものなのだが
(↑すっかり中国のコピー文化に侵されている)
他にもおしゃれな作品がいっぱいだ。
 
 
このサイト見てると「いや〜中国もよくぞ
ここまで来たもんだ」
という感慨に襲われる。
 
昔中国に住んでいたことがある、という日本人に
聞くと何年ぐらい前に住んでいたかによって、見事に
中国に対する印象が異なる。2-3年ずれればもう
かなり違うと言ってもいい。
 
そのくらい中国の変化のスピードは速いのだ。

私が大学を卒業した90年代初めは、ちょうど
日本企業の中国進出ブームが本格化してきた
ころだった。ある時、課長が確か上海に出張に
行って帰ってきたときのセリフをまだ覚えている。

「いや〜中国で商売なんて絶対無理
レストランに入ったって、テーブルとイスしか
ないんだよ。
テーブルクロスとか、テレビとか、何もないんだ。
うちの製品みたいに、高付加価値のものが
売れ出すにはあと100年はかかるね
 
上海からしてこうだったのだ。
 
さて、その後しばらくして97年ごろ、香港の
ミュージックチャンネル「Channel V」が日本の
衛星放送で流れていたことがある。
 
メインは香港と欧米のミュージッククリップ
なのだが、時々大陸のアーティストのものも混じって
いた。おそらく大陸でミュージッククリップが作られた
はしりの頃だったと思うが、これがもう笑うしか
ない、というくらいダサダサの映像だった。
演歌のカラオケ映像みたいな感じ?)
 
Channel Vというチャンネル自体はMTVよりセンス
が上じゃないか、というぐらいおしゃれな雰囲気
だったのでそのギャップたるや凄まじかった。

それが今では街に日本に近い雰囲気のレストラン
やカフェが溢れ、大陸アーティストのMTVも香港ものと
区別がつかなくなり、素人学生もこんなおしゃれな作品
を発表するまでに。
 
人間の学習能力ってすごい。
 
あと10年、いや5年後に中国はどんな変化を遂げるの
だろうか。
 

 
ところで、中国の美人の絶対条件は背が高いことなんですが、
「小さいものを愛でる」美的感覚を早く養ってほしいものです。
(身長150cmの管理人の希望)
 ↓
 
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2005年07月24日

現代のおとぎ話

昔、フィリピン人の友達(アキノ元大統領の親戚で
大富豪)に聞いた面白い噂がある。
 
マルコス元大統領が独裁体制を敷いていたころ、
彼がアフリカから大量の珍しい野生動物をフィリピン
の無人島に連れてきた。(フィリピンは7000以上の
島からなる国でその多くが無人島だ)
 
動物達はフィリピンの豊かな自然の中で大繁殖し、
その島にはいまやアフリカでも絶滅寸前の
動物たちがたくさんいるのだという。
 
が、マルコスが政権を追われた後、その島を訪れる
人はおらず、一体どこにあるのか今となっては誰にも
分からなくなってしまった。
 
太平洋の真ん中に、誰にも知られずアフリカの
サバンナのようにゾウやキリンが駆け
回っている島がある....本当だったら
おとぎ話みたいな話だ。
 
が、中国人の友達のシエンの話は、ときどき
これに負けず劣らず摩訶不思議である。
 
彼女は広西省の山奥の出身だ。(念のために
言っておくがシャオバンと違って彼女は大変きれい
好きだ)
 
どのくらい山奥かというと、ほんの数十年前
まで、外界との接触がほとんどなかったので、
ここで話される言葉も彼女の村の数十軒の人達しか
話せないという、それくらい辺鄙な場所らしい。

もちろん、彼女の小さいころの生活はほぼ自給自足。
山で取れる動物を捕まえては食べていた。
(ちなみに彼女は今、広州の肉はまずくて食べられ
ないと言ってほとんど肉を食べない)
 
広州に来てから、友達とTVで絶滅の危機に瀕して
いる動物を特集した番組を見ていて、

「あれもこれも、食べたことある」

と言って友達に仰天されたそうだ。
 
さて、彼女が小さい頃、村の子供が犬に噛まれて
数日後、高熱と麻痺に襲われ、犬のようなうなり声
をあげて苦しみだした。

このとき、村の年寄りが山から取ってきた薬草で
薬をつくって飲ませたら、この子供は助かったという。
(ちなみに、この時村中の犬が全部処分されたので、
村には今でも犬がいないのだそうだ)
 
この子供がかかったのは狂犬病ではないだろうか。
現代の医学でも治療法がなく、発症したら100%
死亡する恐ろしい病気だ。
 
すると、この年寄りが作った薬は
ノーベル賞ものの特効薬ということになる。
 
彼女の小さい頃はどんな病気も怪我も、村の年寄り
が薬草から作った薬で治していたそうだ。
が、今では環境破壊が進んで多くの野生動物たちと
一緒にこれらの植物も姿を消してしまい、村人たちも
今では薬局で薬を買うようになったのだとか。
 
まだ汚染されていない中国の奥深い山の中に、
ひょっとしてこれらの薬草はまだひっそりと生えて
いるのだろうか?
 

 
フィリピンの島、ぜひ行ってみたいと思った人はクリック!
 ↓
 
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2005年07月16日

招待所(格安宿泊所)での一夜

シンセンへ2泊3日の出張に行ったときのこと。
 
メンバーは外注のイベント会社のスタッフ4人
(全員中国人)と私の合わせて5人。宿泊先を
手配するのが面倒なので彼らと一緒のところを
予約してもらった。
 
このイベント会社のメンバーはみんな20代で、すごく
真面目な仕事ぶり。特にリーダーのSAMはちょっと
ワーカホリックと言ってもいいほどで、2ヶ月以上に
及んだイベント準備期間、彼はほとんど、休みなし
だった。(私も近いものがあったが)
 
果たして、予約してあった宿は1Fに家電量販店が
入ったビルの途中階にある「招待所」だった。法律上は
外国人は宿泊することのできないクラスのホテルで
ある。(実際には泊まっても特に問題はないが)

1泊なんと50元(600円強)で、もちろん
バスタブなんかない。まあしょうがない。
寝るだけだし、我慢するか。
 
到着した日は夜中1時過ぎまでイベントのセッティング
でヘロヘロ。2日目のイベント当日は朝から夜まで
ほぼ立ちっぱなしで、夜10時過ぎにホテルに戻った
時は疲労が極度に達していた。
 
が、ここでSAMが一言。

「シャワーを浴びたら11時からNINIさん
の部屋で今日の反省会をしよう」
 
えらい!
 
涙がでそうな真面目な仕事振りだ。
だけどおとといの夜も準備で3時間ぐらいしか
寝てなくて、もうぶっ倒れそうなんだよ〜。
明日も早いし。
 
が、外注さんがこう言ってるのに発注側の私が
ヤメよう、とも言えず
、夜11時から皆私の部屋に
集まってきた。
 
最初はサクっと終わらせてさっさと
寝よう、と思っていた。
 
が、ミーティングが始まるといろいろその日の反省点
やら翌日の改善案やらがでてきて、議論は白熱。
照明が十分ではなく、薄暗い粗末な部屋でコンビニで
買ったお菓子やジュースをつまみつつ、結局話し合いが
まとまったころには12時前だった。
 
ミーティングの成果か、翌日イベントはトラブルもなく、
成功といえる盛り上がりのうちに無事終了。
 
片付けを済ませバスで広州に戻ってきたらもう
夜11時過ぎだった。皆で打ち上げと称して夜食を
食べに行った食堂で飲んだビールの美味しかったこと!
(私はあまり飲めないのだが)
 
出張で豪華ホテルに泊まったことは何度もあるが、
あの招待所の一夜ほど、印象に残っているところは
あまりない。
 

 
おかげさまで人気ランキングただいま地域情報(アジア)部門67位。
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2005年06月27日

イニシャルD(頭文字D)鑑賞記

3e022d73.dat
←主人公は父親を手伝い、峠を
縫って豆腐の配達をする間に
運転がうまくなった(笑)という設定。
 
既にTVアニメ及び劇場映画化
されている日本の超人気コミックを香港の映画会社が実写映画化。
 
アイドルが主演のカーレース映画と聞いただけで普段なら
全く食指が動かないジャンルだが、たまたま見てしまったら
意外に良かった。原作漫画や今までの映像化作品はメカニック
な部分の解説や、CGを駆使した映像が売りらしいが、香港版は
気楽に見られる青春映画といった感じ。

ヒロイン役の鈴木杏をを除いて全員が台湾、香港人でセリフは
広東語。舞台は群馬の田舎で登場人物も全員日本人という
設定なので最初は?な感じだが、見ていくうちに気にならなく
なるのが不思議。
この映画の良さはキャスティングに尽きると思う。
主人公、藤原拓海を演じるのは台湾のスーパースター周杰倫。
(ジェイ・チョウ) 今、押しも押されぬ中華圏のトップスター。

私自身は今まで彼について特になんの魅力も感じていなかった
のだが、映画を見ていくうちにその人気ぶりに納得。

決して2枚目ではないのだけど、本人はクールを装っていながら
にじみでる可愛さがある。 映画主演が始めてとは思えないほど
演技も自然。 本当に群馬の田舎の兄チャンに見える。
最後にGFと別れて泣くシーンが秀逸。
9月日本公開だそうですが、日本でもきっとファンを増やすこと
でしょう。

拓海の父親を演じるアンソニー・ウォン(黄秋生)もとてもよい。
普段は酒にいりびり、妻にも逃げられた豆腐屋のダメ親父。
が、かつては走り屋として名を馳せ、いまも車のメカニックに
関しては一流。物語の後半はぴちぴちの皮パンツ+皮ベスト
のファッションも決まっていてかなりカッコイイ。
 
が、この映画唯一???な所が.....
 
拓海のGFである夏樹が突然、援交に走ってそれで二人は
別れてしまうのですね。なぜ援交なんぞしてしまったのか、
という説明は一切なし

なんですか、香港、中国の人たちは日本の女の子はみんな
援交
してる
と思ってるんですかね〜。
  
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2005年06月19日

梨狩りに行ってきました

44232b1d.jpg
今日、友達のリンリンと広州郊外
の農園へ梨狩りに行ってきました。

バスに揺られること1時間半、バス
をおりて更に1キロほどあるいた
ところに非常によく整備された農園がありました。

梨のほかにも季節によって様々な果物を楽しむことが
でき、果物狩りの他にもプール、バトミントン、釣り、
バーベキューなどさまざまなアトラクションがあります。
 
セミの声のほかには物音がせず、空気も澄み渡って
広州近郊とは思えない景色が広がっていました。

こんなに素晴らしい場所なのに広州人には近場
すぎて人気がないのか、あまり客がおらず農園は
閑散としていました。
 
以前雑誌のインタビューでカルロス・ゴーン氏が
日本の印象を聞かれて「東京からすこし電車に乗れば、山も海も温泉もスキーもディズニーランドも楽しめる。
こんなにいい所はない」と答えたのを読んで、そうか、
東京はそんなにいい所だったのか、と思ったことが
あります。
 
自分が今いるところの良さに気がつかないのは
なんとも勿体ないことだな、と改めて思った一日でした。
  
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2005年06月02日

Shaving Fish

昨日の写真ですが、皆様お察しのように中国語の
「出口」には日本語と同じ意味の他に「輸出」
という意味もあることから起こった間違いです。
 
ひとしきり笑ったあとに、故・伊丹十三氏のエッセイで
こんなのを読んだことがあるのを思い出しました。
 
「鰹節のパッケージに英語名”Shaving Fish"と
書いてあった。さしずめ鰹節屋の大学生の息子あたりが
辞書をひきひき考えたのであろう」
 
昨日の写真は看板屋の息子が中英辞書をひいたので
しょうか?
まあ、「出口」には確かに「輸出」の意味もあるので、
辞書を引き間違えた看板屋の息子を責めるのも
可哀想です。
”Shaving Fish(ヒゲを剃る魚)よりずっと
ましです。
 
ところで上記の伊丹十三氏のエッセイが収録された
「ヨーロッパ退屈日記」、永らく絶版でしたが今年3月に
復刊されたそうです。
 
http://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/jp/rep04/363802
 
>「私は、彼と一緒にいると『男性的で繊細で真面
>(まとも)な人間がこの世に生きられるか』という
>痛ましい実験を見る思いがする」と書かれています。
>その後、1997年に亡くなるまでに伊丹氏が辿った道
>に照らすと、本当にこの文章には“感無量”です。
 
そう、そう、そう!
 
同氏の別のエッセイで子供の自殺について考察した
ものがあって、これを読んだときには「この人はなんで
こんなに自殺する子供の心理が分かるんだろう!」と
驚いたのですが、氏が自殺という形で亡くなったとき
にショックながらも「やっぱり」と思ったものです。
 
>いや、この本を書店で見つけたときの嬉しさをなんと
>表現すればよいでしょう!
 
”激しく同感”です、日経BPの田邊さん!(存知あげ
ませんが)低俗、間に合わせ、ニセモノを徹底的に嫌った
若き日の伊丹氏の感性が凝縮された一冊です。
不朽の名著とはまさにこういう本のことだと思います。
私も実家のどこかにまだあるはずですが、次回帰国
したらぜひまた買おうっと。
 
...ニセモノ溢れる広州で今読んだらツライものがある
かもしれないけど(笑)
  
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2004年05月15日

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